User manual

座標の地図表示と
座標・緯度経度の変換

住所検索、座標の入力、地図への図形追加、都市計画・防災情報の確認、距離計測、座標変換、CSV出力、写真位置表示の操作マニュアルです。

デスクトップ版 HTMLマニュアル 画面更新: 2026年9月17日

1. はじめに

このアプリでは、XY座標と緯度経度の相互変換、複数地点の地図表示、円の作成、地点間の距離計測、都市計画・防災情報の確認ができます。

  1. 左上の ≡ からメニューを開きます。
  2. 座標の種類、測地系、系番号を選び、表に値を入力します。
  3. 「地図加工」または「データ変換」から目的の操作を実行します。
アプリの初期画面。上部にメニューボタンと使い方ボタン、中央に地図が表示されている
初期画面。画像をクリックすると原寸で開きます。
最初に確認すること XY座標を使う場合は、座標に対応する測地系と1~19系の系番号を確認してください。誤った組み合わせを選ぶと、違う場所に表示・変換されます。

2. 画面の見方

場所できること
左上の「≡」座標条件、データテーブル、地図加工、データ変換を表示します。
中央の地図移動、拡大・縮小、右クリック操作、写真のドロップを行います。
地図左上の住所検索欄住所や地名を入力して、その地点へ地図を移動します。
地図左下の「+」「-」地図を拡大・縮小します。
地図右上のレイヤーボタン背景地図の切り替えと、不動産情報ライブラリの都市計画・防災情報の表示を行います。
右上の「使い方を表示」目的別の簡易操作ガイドを表示します。
地図右上に表示される、四角形が重なった絵柄のレイヤーボタン
レイヤーボタン
地図右上にある、四角形が重なった絵柄のボタンです。ポインターを合わせると、背景地図と都市計画・防災情報の選択肢が開きます。
レイヤーメニューを開き、背景地図と不動産情報ライブラリの6種類の情報を表示した状態
レイヤーメニュー。丸い選択欄で背景地図を切り替え、四角いチェック欄で都市計画・防災情報を重ねて表示します。
画面右側に目的別操作ガイドを開いた状態
右側の操作ガイドでは、目的ごとに手順を開いて確認できます。

3. 住所で地図を移動する

地図左上の検索欄に住所や地名を入力すると、その地点を中心に地図が移動します。座標を入力する前に目的の地域へ移動しておくと、以降の操作がしやすくなります。

  1. 地図左上の検索欄に住所や地名を入力します(例: 芝公園)。
  2. 「検索」を押すか、Enter を押します。
  3. 該当が1件の場合は、その地点へ地図が移動します。
  4. 該当が複数ある場合は、検索欄の下に候補一覧が表示されます。候補をクリックするか、↑ ↓ で選んで Enter で確定します。Esc を押すと一覧を閉じます。
地図左上の検索欄に住所を入力し、その下に住所の候補一覧を表示した状態
「芝公園」で検索し、候補一覧が表示された例。一覧はスクロールして選べます。
候補を選んで、選んだ住所を中心に地図が移動した状態
候補を選ぶと、その地点を中心に地図が移動し、検索欄には選んだ住所が入ります。
検索できる内容 住所検索には国土地理院の住所検索機能を使用しています。日本国内の住所・地名が対象で、番地や建物名まで特定できない場合があります。地図が移動するだけで、アイコンは追加されません。

4. 座標を入力する

  1. 左上の「≡」を押してメニューを開きます。
  2. 「データの種類」で「XY座標」または「緯度経度」を選びます。
  3. 座標に対応する測地系を選びます。
  4. XY座標の場合は「XY座標の系番号」を選びます。緯度経度の場合、系番号は選択不要です。
  5. データテーブルの左列にXまたは緯度、右列にYまたは経度を入力します。
メニューで緯度経度と世界測地系JGD2011を選び、3地点を入力した状態
緯度経度を十進数形式で3行入力した例。

入力できる形式

  • XY座標
  • 十進数形式の緯度経度(例: 35.658099)
  • 度分秒形式の緯度経度(例: 35度39分29.1572秒)
  • Excelのセル、またはタブ区切りテキストからの貼り付け

度分秒形式は、貼り付け時に十進数形式へ自動変換されます。右クリックの「貼り付け」が利用できない場合は、セルを選択して Ctrl + V を押してください。

入力可能なデータ形式を説明するダイアログ
「入力可能なデータ」ボタンで、対応形式を画面内でも確認できます。
空白行の扱い 片方でもセルが空の行は処理対象外です。アイコンを線で結ぶ場合は、空白行を区切りとして別々の線になります。

5. アイコンを一括追加する

  1. データテーブルに座標を入力します。
  2. 「地図加工」タブを開きます。
  3. 「地図に追加するアイコンの色」を選びます。アイコンが不要なら「なし」を選びます。
  4. 地点を順番に結ぶ場合は「地図に追加する線の有無と色」で色を選びます。線が不要なら「線無し」を選びます。
  5. 「アイコンの一括追加」を押します。

追加したすべての地点が収まるように、地図の表示範囲が自動調整されます。

航空写真を背景に、地図加工で赤いアイコンと黄色い線を選択した状態
航空写真を背景に、アイコンを赤、地点を結ぶ線を黄色に設定した例。
航空写真上の3地点に赤いアイコンを追加し、黄色い線で結んだ地図
航空写真上に赤いアイコンを一括追加し、入力順に黄色い線で結んだ例。

線を使わずアイコンだけ追加する

  1. 「地図に追加するアイコンの色」で使用する色を選びます。
  2. 「地図に追加する線の有無と色」で「線無し」を選びます。
  3. 「アイコンの一括追加」を押します。
航空写真を背景に、地図加工で黄色いアイコンと線無しを選択した状態
航空写真を背景に、アイコンを黄色、線を「線無し」に設定した例。
航空写真上の3地点に黄色いアイコンだけを追加した地図
航空写真上に、線を使わず3地点の黄色いアイコンだけを追加した例。

6. 地図を右クリックして加工する

地図上の任意の場所を右クリックすると、次のメニューが開きます。

  • 円を追加
  • アイコンを追加
  • この地点からの距離を計測
  • この地点までの距離を計測
  • 不動産情報ライブラリの情報を表示
地図を右クリックして操作メニューを表示した状態
地図の右クリックメニュー。

円を追加する

  1. 「地図加工」で線の色を選びます。
  2. 円の中心にしたい地点を右クリックし、「円を追加」を選びます。
  3. 半径をメートル単位で入力し、「追加」を押します。
円の半径をメートル単位で入力するダイアログ
半径500mを入力した例。
地図に半径500メートルの円を追加した状態
円には中心アイコンと半径ラベルが表示されます。

任意の場所にアイコンを追加する

  1. 「地図加工」でアイコンの色を選びます。
  2. 追加地点を右クリックし、「アイコンを追加」を選びます。

7. 都市計画・防災情報を確認する

国土交通省「不動産情報ライブラリ」の都市計画・防災情報を、地図への重ね合わせと地点ごとの属性情報で確認できます。

情報を地図に重ねて表示する

  1. 地図右上のレイヤーボタンにポインターを合わせます。
  2. 表示したい情報の四角いチェック欄を選びます。複数の情報を同時に選択できます。
  3. 情報を非表示にする場合は、同じチェック欄をもう一度選びます。

表示できる情報は、都市計画区域/区域区分、用途地域、防火・準防火地域、地区計画、高度利用地区、土砂災害警戒区域です。

淡色地図に用途地域の範囲をオレンジ色で重ねて表示した状態
淡色地図に「用途地域」を重ねて表示した例。情報の種類ごとに異なる色で表示されます。

クリック地点の詳しい情報を確認する

  1. 情報を確認したい地点を右クリックします。
  2. 「不動産情報ライブラリの情報を表示」を選びます。
  3. クリック地点にアイコンが追加され、6種類の情報が1つのポップアップに表示されます。ポップアップ内をスクロールして確認します。

レイヤーメニューで情報を地図に重ねていない場合も、右クリックした地点の情報を確認できます。該当する情報がない項目には「指定無し」と表示されます。ポップアップを閉じると、クリック地点のアイコンも消えます。

地図のクリック地点にアイコンを追加し、不動産情報ライブラリの都市計画・防災情報をポップアップ表示した状態
クリック地点の区域区分、用途地域、防火・準防火地域などを確認した例。
地点情報を印刷する場合 ポップアップを開いたままブラウザの印刷機能を実行すると、地図の次のページに6種類の地点情報が出力されます。

8. 距離を計測する

地図上の任意の2点を計測する

  1. 始点を右クリックし、「この地点からの距離を計測」を選びます。
  2. 終点を右クリックし、「この地点までの距離を計測」を選びます。
  3. 2点が線で結ばれ、距離がメートル単位で表示されます。
地図上の2点を黒い線で結び、距離を表示した状態
任意の2点間を計測した例。

アイコンや円の中心から計測する

アイコンまたは円を右クリックし、「~からの距離を計測」を始点で、「~までの距離を計測」を終点で選びます。アイコン同士、円同士、アイコンと円の組み合わせで計測できます。

9. 座標を変換・出力する

  1. 変換元の種類、測地系、系番号を選び、データテーブルに値を入力します。
  2. 「データ変換」タブを開きます。
  3. 変換先のデータ形式、測地系、系番号を選びます。
  4. 「変換」を押します。
  5. 結果をコピーする場合は結果表を右クリックし、「データを全てコピー」を選びます。
  6. 変換元と変換後をファイルに保存する場合は、「CSV形式でダウンロード」を押します。
JGD2011の緯度経度を9系のXY座標へ変換した結果
JGD2011の緯度経度を、JGD2011・9系のXY座標へ変換した例。
CSVの内容 CSVには変換元と変換後の値に加え、軸名、測地系、系番号の見出しが出力されます。
座標変換後にダウンロードしたCSVファイルをExcelで開いた画面
ダウンロードしたCSVファイルをExcelで開いた例。変換元と変換後の値、測地系、系番号を確認できます。

10. 写真の撮影場所を表示する

  1. GPS位置情報が記録された画像ファイルを用意します。
  2. 画像ファイルを地図上へドラッグ&ドロップします。複数ファイルもまとめて指定できます。
  3. GPS位置情報を読み取れた写真は、撮影地点にカメラアイコンで表示されます。
GPS位置情報を持つ3枚の写真を追加し、撮影地点にカメラアイコンを表示した淡色地図
GPS位置情報を持つ写真3枚を追加した例。撮影地点がカメラアイコンで表示されます。
写真が表示されない場合 写真にGPS位置情報が含まれているか確認してください。画像以外のファイルは読み込まれません。

11. 地図表示・削除・印刷

地図の種類を変える

地図右上のレイヤーボタンにポインターを合わせ、標準地図、淡色地図、航空写真などから選択します。

追加した図形を削除する

  • 個別に削除する: 対象のアイコンまたは円を右クリックし、削除メニューを選びます。
  • まとめて削除する: 「地図加工」の「全図形を削除」を押します。

地図を印刷する

  1. 印刷したい範囲が画面に収まるよう、地図を移動・拡大縮小します。
  2. 必要に応じて「地図加工」の「地図を引き伸ばす」を調整します。
  3. 不動産情報ライブラリの地点情報も印刷する場合は、対象地点の情報ポップアップを開いたままにします。
  4. ブラウザの印刷機能を開きます。Windows/Linuxは Ctrl + P、macOSは ⌘ + P です。
  5. プレビューで範囲と地図の出典表示を確認します。地点情報を開いている場合は、次のページに情報が表示されていることも確認して印刷します。

12. 困ったときは

症状確認すること
意図しない場所に表示されるXY座標/緯度経度、測地系、XY座標の系番号が元データと一致しているか確認します。
入力行が処理されない同じ行の2セルが両方入力されているか、数値として認識できる形式か確認します。
表へ貼り付けられない対象セルを選択し、Ctrl + V を使用します。
地図が表示されないネットワーク接続を確認します。地図タイルは外部サービスから読み込まれます。
住所検索で「該当する住所が見つかりませんでした」と表示される番地や建物名を省き、市区町村や町名までの短い表記で検索します。
「住所検索に失敗しました」と表示されるネットワーク接続を確認し、しばらくしてから再度検索します。住所検索は外部サービスを利用します。
写真の位置が表示されない画像にGPS位置情報が記録されているか確認します。
都市計画・防災情報が表示されないレイヤーメニューのチェック欄とネットワーク接続を確認します。地点に該当する情報がない場合は「指定無し」と表示されます。
画面上の図形を消したい「地図加工」の「全図形を削除」を使用します。
  • 右上の「使い方を表示」から、目的別の短い手順をいつでも確認できます。
  • 入力条件の「測地系の解説」「地域別の系番号」も参照してください。